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2017-07-19

仕事の目的をかんがえることは、豊かさとはなにか?と自問自答すること

神農です。

つい先日、とある就活塾の主宰の方にお話を伺う機会がございまして。こんなことを話されていたことが印象的でした。簡単に言えば、

「新卒就活では、他人を巻き込んで、全員で一緒に成果を上げた経験が評価される。

TOEICだろうがサークルだろうが、自分のために頑張ることは、優秀者層の間では当然であり、前提。自分のために成果を上げている前提で、他人も巻き込むことが評価される。

もちろん、自分のためにすら頑張れない人は同じ土俵にすら立っていない。」

ああ、やっぱそうなんだ、新卒就活でも…と感じました。

チームで働くことは、アウトプットの最大サイズを大きくすること

これって、一度でも会社で人に仕事を頼む側になった人は、あたりまえだと思われるのではないでしょうか。(案外、頼まれる側だけやってるとわからないこともあるかもしれない)

会社としては、仕事を頼んだ相手が、言われてもいないのに周囲のメンバーを鼓舞し、モチベーションを上げ、成果を上げてくれることがとても大きなメリットなのです。

だって、そうじゃないですか。ひとりができることなんて正味限られています。でも、それが4人になると、できることはそれなりにあります。チームではたらくということは、アウトプットの最大サイズを大きくすることなのです。

あるチームがあったとして、管理職や教育指導担当者は、各々ひとりずつ仕事の管理をし、教えなければいけません。

しかしそこで、ひとりがやる気だして、他のメンバーの世話焼きをして、結果的に全員のスキルが同じペースで向上し、実績が上がるようになればどうでしょうか。

管理職や、教育指導担当者は思ったより手間もかからず、もっと先にやるべきことにも着手できます。

会社ってのは、こういう風にできていると思うのです。

最初は社長ひとりで仕事を回していたことを、社員を採用して、数人で回すようになる。そうすれば、社長はいままでの自分の仕事を社員に任せ、もっと他にやるべきことにも注力できる。

社員は社長のいままでやっていた仕事を任されて、経験を積み、スキルアップしていく。そしてまた社員を採用し、彼らに今までの仕事を任せ、当人はまた別の領域へ足を踏み出していくことでキャリアを拡大させていく。

そもそもチームで成果を上げる方が、個人で頑張るよりアウトプットのサイズ感が大きいということもありますが、組織として仕事を分担することでどんどん大きくなれる、というメリットもあるわけです。

結果として、アウトプットの最大サイズが大きくなるんですね。組織としては、メリットだらけ。

でもこれって、いわば組織の論理です。個人の論理として、これを良しと思えるかどうかって、案外ふつうは別だったりするわけで。

どんな仕事が良い仕事か?を考えることは、豊かさを定義すること

「はいはい、チームで仕事するのはそういうメリットあるよね。」と理屈で理解することはできるけど、それをジブンゴトとして考えられるかどうかは、また別の話。

そんなことをお思いになられた方には、ひとこと、ここで投げかけたいのです。「一回、自分が考える豊かさとはなにか?を考えてみるべきじゃないか」と。

豊かさを享受するのは、個人だけではなく、無数の個人で成り立つ社会そのものだと仮定しましょう。社会が豊かになるには、そこらじゅうにある様々な価値がより大きくなることや、ある価値を多くの人が享受できるようになることだと考えられるかもしれません。

たとえば、僕が日本に来て最近感動しているのは、100円均一の秀逸さです。これがアジアでも多店舗展開され、ひとつの店舗の品揃えも日本と同じくらいになれば、現地の人達はめちゃくちゃに便利だと感じるはずです。

これは、価値の総和が大きくなっているわけで。100円均一の海外展開担当者は、それが仕事の意義なわけです。

また、豊かさを考えるとき、「これは豊かではない」と切り捨てることもあるでしょう。例えばいま所属しているサウスピークが定義している豊かさは、「英語力を上げて、その後に活かして人生をよりよくする」ことだと理解しています。

これは、「高い金払ってフィリピンまで留学という名目で来ているのに、ロクに英語力も上げず、男女がイチャコラして終わる留学は豊かにつながらない」と切り捨てることにも似ています。

それにこの「豊かさとはなにか?」という問いの発端は、極めてジブンゴトであるべきなのです。でないと、古典で読もうが、誰に言われようが、理解できないはず。だって、もはやこれはその人の哲学だもの。

ただ、厳然たる事実として、「チームで成果を出す」ことは現時点で社会では高く評価されています。多くの人が、人種・国籍・住む場所は違えど、評価しているわけです。

だとしたら、「なぜチームで成果を出すことは豊かなことなのか?」と一度考えてみるのは、決して悪いことではありません。

最後に

「この仕事の意義は?」「どんな豊かさにつながっている?」と考えることは、「この仕事をなぜやるのか?」と考えることに等しいです。要は、仕事の目的を考えること。

そういえば、この記事が新卒就活の話から始まっていることを忘れていました(笑)学生時代にこれを考えて行動できる人は、やはり圧倒的に視座が高い。だからこそ、差が付くんでしょうね。社会人でさえ、ここまでの視座を持っている人は多くはないでしょう。

結局、優秀さとは「どれだけ視座高く世界を見て、利他的に働けるか」なのかもしれません。

今日の一枚。価値とは、富である。

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