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2017-06-27

煽られ慣れると、煽られて動くひとに成り下がってしまう


神農(@kanchan_r)です。

「ヤフーの1on1 部下を成長させるコミュニケーションの技術」という本を読みました。

ひとことでいえば、毎週定例で30分時間をとり、部下の内省を促し、経験的学習を深めてもらうためのミーティングが、1 on 1ミーティングです。

手法ももちろん興味深いのですが、僕はなによりも、下記の点に目を引かれました。

レコグニションとは、文字通り解釈するならば、「相手が存在することを認める」という意味です。1 on 1でレコグニションといえば、目の前にいる部下の存在を認め、部下のありのままを受け止める、そしてそれが相手にわかるように伝えることです。

上司として部下と接するとき、上司は自分の言いたいことを言いがちです。上司は仕事を依頼する側ですから、まあしかたがない、とは思います。期限がある仕事を部下にやってもらうときに、つべこべ時間をかけていたら、仕事自体成り立たないかも知れません。相手が新人や経験不足な人なら、なおさらです。

しかし、その関係性の元になっているのは、上司は偉くて、部下は言うことを100%聞くべき人、という認識です。それが間違いだとはいいませんが、行き過ぎると「部下は上司の言うことを聞くだけになって、自分で考えることをしなくなってしまう」のです。

「部下が自分で考えて行動しない」とのたまう管理職は、指示待ち人間ならぬ、ただの「指示出し人間」になっている可能性が高い。「自分の言うことを他人は聞いてあたりまえ」と思っている人は,プライベートでも「自分の言うことを聞くだけの人間」が集まる人生になりそう。

 

* * *

 

この話はいろんな角度から堀り甲斐のある話だと思います。今回僕が感じたのは、ああ、やっぱり人は一方的に情報を与えられているだけだと、自分のアタマで考えられなくなってしまうんだな、ということです。

例えば、自分のキャリアが不安、これからどうしていいかわからない、という悩みを抱える人がいるとしましょう。未来というのは不確定要素だらけで、不安になるものです。(そんなことは世の中にごまんとあることはわかっています)

しかし、一方で、同じ状況でもいきいきとし、自分の将来にワクワクしながら生きている人もいます。それが、就職活動中であっても、です。仕事柄、人の就活に関わることがありますが、ほんとうに二分しています。

これ、たぶん、与えられ慣れているかどうか、が違いなんじゃないでしょうか。

東京で生きていて常々感じることですが、やっぱり東京は情報が多いです。特に広告が多い。「こうしなきゃ!」「これやったら、こうなれるよ!」という話がめちゃくちゃに多いです。

それはあたりまえで、東京は世界でも有数の消費都市ですし、ということは、「売りたい側」の出す広告で溢れるのです。駅構内とか、車内とかほんとすごい。ドアから入ってきてつり革握ると、ちょうどいい位置に車内広告が必ず見えます笑

それに慣れてしまうと、誰かに情報を与えられ、決めることが当然になってしまうんですよね。煽られ慣れていると、煽られてなにかすることがあたりまえになってしまう。自分も然りですが、誰もがそうなっているんじゃないかと自問してもいいでしょう。

 

与えられ慣れていないか、その考えは本当に自分で考えていることか、もっと自分で考えられることはないか?日々自問自答したいなと思いました。仕事で人を煽ることが多いものですが、このブログくらいは、あまり人を煽らずに済むようなことばかり書いていきたいものです。(ま、この記事自体が多少の煽りになってしまっているんですけどね)

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