toggle
2017-06-20

世界中で働ける英語ネイティブスピーカーを羨むくらいなら、地に足着けて仕事をし、数カ国で働けるようになろう

どうも、神農(@kacnhan_r) です。

昨日弊社元インターンのはじめくんがこんなツイートをしておりまして、思うところがあったので一筆とります。

まずはじめに言いたいことを言うと、世界中で働ける英語ネイティブスピーカーを羨むくらいなら、地に足着けて仕事をし、数カ国で働けるようになろうよ、ということです。

※上記ツイート会話に参加している方々の真意は140字ではわかりかねる、ということを前提とし、とりあえず僕が言いたいことを言おうと思います。

英語講師という職は、今後海外で就労ビザがおり続けるか?

まずはじめに、そもそも論なんですけど、僕は世界中で働けそうな英語ネイティブスピーカーを羨ましく思わないんですよね。なぜかというと、まずひとつは英語講師なんて今後付加価値が低い職種になりそうだから。

上記ツイートの元を辿れば、「台湾で英語講師として勤務している英語ネイティブスピーカ0は時給1万元で、月10時間働けば暮らせる」というものがありました。あえてリンクは貼りませんが、1万元がおそらく1万台湾ドルであると解釈すれば、今日付で日本円換算、3万7千円程度。

おお、たしかにすごい。おれだって英語教えるだけでそれだけお金もらえるなら、今すぐ台湾行くかもしれません。台湾、ごはんおいしいですよね…。

しかし、それって「英語ネイティブ」「英語講師」という再現性ではない気がします。事実確認できないのでアレですが、その掛け合わせで台湾でそのくらいの給与もらえるの、非常に疑わしい。だって、英語なんて誰でもできるんですよ?

それに、英語講師というだけで就労ビザとれているのも、なんかしっくりこない。まあ、フィリピン人だって英語が非常に堪能な国民であるからして、世界中で働きに出ていますが、本当にそのスキルの掛け合わせだけで、そこまでの給与をもらえるのでしょうか?ううん、なんかおかしいように思います。

というのも、英語講師って、現在もそうですが、今後もそう海外で就労ビザを取り続けられるだけの仕事ではないと思うのです。(※現役の語学講師の方々をdisっているわけではないのであしからず。海外で働く、という前提です。)

そのネイティブスピーカーの英語講師が、今後5年、台湾で就労ビザがおりつづけるでしょうか?うーん、それはどうなんだろうなあ。台湾って、日本人ですらかなり就労ビザおりるの難しくて、なぜかというともうあそこは先進国だからなんですよね。あと、既に日本人が多く住んでいる。

たぶん、英語ネイティブスピーカーが世界中でなんかしらの仕事につける、というのは、事実誤認じゃないかと。

 

あと、世界中で働けることについても疑問がありまして。僕、別に英語ネイティブスピーカーが世界中で働けることにそこまで羨みを持っていないんですよ。

だって、日本人だって、ちゃんと戦略的にキャリアを積めば、アジアだって、欧米だって、どこかで働けるようにはなります。もし仮に「英語ネイティブスピーカーの英語講師は世界中でなんかしらの仕事につける」との命題が正であれば、それは選択肢が多いということで、うらやましいかもしれません。

しかし、僕はどうしても、日本人の持つモノに目がいってしまうのです。

対案は、地道に働いて、数カ国で働けるようになること

日本人だって、戦略的にやれば、いくらでも海外でキャリアを積み、数カ国で働けるようになります。例えば、私の旧友で新卒インドネシアで働きに出ていた人がいました。彼女は数年インドネシアで働き、持ち前の英語力、インドネシア語力(現地渡航後に覚えた)、あと実務能力(これも現地で働いて身につけた)を活かし、今はなんとイタリアに住んでいるそうです。

彼女は海外転職活動をしたわけではなく、欧州で働きたいという意志を上司に伝え、欧州支社の欠員を探してもらったそうです。幸いにも、彼女の話を聞く限りとても職場の人間関係も、とても良好だったようで、上司にとても好かれていたそうです。それで「海外転職で退職するくらいなら、うちで検討してからにしなよ」とお声がけいただいたのだそう。

こうやって、まずはアジアで働き、社内で信頼を積み上げ、他国支社の欠員補充としていくという話はあります。

また、経験を積み専門性が醸成されてきたならば、語学力x専門性x日本人であることを活かし、他の国に海外転職も可能です。僕の知人は30台後半からマレーシア就職し、40歳前半でシンガポールの米系企業に転職しました。彼なんか、次はマネジメント職を狙うと話しておりまして、もしほんとうにそこまで行けたなら、本国本社に引き抜かれるみたいなこともあるんじゃないか、とワクワクしています。

手前味噌ですが参考記事:「20年越しにストレスフリーです」マレーシア日系→シンガポール外資へ海外転職したShuheiさんに聞いた、日系企業と外資系企業のワークスタイルの違い(前編)

で、大事なのは、別に上記に挙げたお二人も特段スーパーハイスキル人材なのではなく、普通の人だということです。違いは、「海外でキャリアを積んで、生きていく」という覚悟があったこと。そして、自分の強みをよく理解していたことでしょうか。

日本人と日本人として働けること、語学力を増強したこと、専門分野をぶらさないこと。自分の持つものをちゃんと認識し、それがどこでどう生きるのか?という、いわゆるマーケット感覚がある人は、余裕で数カ国で働けます。僕だって、結果的にそうかもしれません。(インドネシア→フィリピン)

最後に

ただのぼやきですが、なんかネイティブスピーカー信仰とか、世界中で働ける信仰とか、やめようぜ、と思います。そういう言説って、地に足が着いていないし、具体性や細部が見えていないように映るんですよね。ご興味ある方は海外就職についてお話できますので、お気軽にご連絡ください(笑)

関連記事