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2017-06-16

先進国での購買体験も豊かだし、発展途上国でひとつのことに没頭するのも豊かだ、という話。

先日、DANSKという北欧の料理器具メーカーがだしている両手鍋を買いました。

両手鍋を買うなんて人生ではじめてだったのですが、毎日具だくさん味噌汁を作りたいなあと思い、毎日やるんなら、かわいい鍋ほしいなあとググっているところ、北欧暮らしの道具店で発見したのでした。

こんな感じのもの。色はエメラルドグリーンで、シルエット超かわいい。毎日味噌汁作るときに対峙しますが、マジテンション上がります。味噌汁作るなんて、案外面倒なのに、毎日がたのしい。

で、買った後もたのしかったんですが、この商品に関しては、買う前がめちゃくちゃ楽しかったんですよね。北欧暮らしの道具店でこの鍋のディテールをつぶさに観察して、えー、こんなかわいいやつ俺んちに置いたら浮くかなー?だとか、いやいや、こんなかわいいやつと毎日味噌汁作れたら、それだけで超ハッピーだろ、とか。

先進国の豊かさは選択肢が多いこと、良い出会いがあること

久々に日本に帰ってきて感じたのですが、正直、僕は東南アジアでここまでの豊かな購買体験をしたことが、ほとんどなかったんですよね。だって、東南アジアって発展途上国じゃないですか。

発展途上国を貫く大原則としては、「選択肢が少ない」というものがあります。だって、発展途上国ですからね。DANSKのクソかわいい両手鍋を手に入れようと思ったら、日本からamazonで発注するか、もしくは、気の良い友人に、飯でもおごるからさ!と頼み込んで持ってきてもらうしかないのです。それはもう、選択肢のうちには入りません。面倒だし申し訳ないから、いいや、って。

先進国は豊かだ、豊かだと言われていますが、5年ぶりに先進国に住んで思うのは、「先進国の豊かさは、選択肢が多いこと」そして、「モノ、ヒトとの良い出会いがあること」です。

それに、僕は5年間のアジア生活中、3年間はホテル暮らしでした。そういうこともあり、家具やキッチン道具選ぶのって、これまた生まれてはじめてなんですよね(東京にいたときもシェアアパートメントなる住居に住んでいたので家具備え付けだった)。

東南アジアにいるときは、「選択肢なんて少ない方がいいにきまってんじゃんか」と考えていました。しかし、いざ先進国にくると、うん、たのしい。モノを想像して、選んで、買う経験がたのしいです。

発展途上国で選択肢を捨て、ひとつのことに没入する豊かさ

さて、このままいくと「先進国万歳三唱」をすることになりますが、そう安易には結論付けたくないものです。発展途上国で選択肢を捨てて、ひとつのことに没入するのも、同様に豊かな体験なのだなと思ったからです。

はっきりいって、東南アジアは選択肢が少ないです。やっぱり東京に比べたら、もう全然少ない。例えば、バンコクはとても物質的に豊かですが、それでも東京には勝てない。日本でいうと大阪くらいでしょうか、規模感としては。そこそこ毎日色々いけば、すぐに色々わかってしまう程度の規模感の都市なのです。

最先端のものはありますよ?例えば、サイアムパラゴンのソニーストアに行けば、日本でもあんまり店頭でみない、αシリーズの最新機種が販売されていました。

BOSEショップにいけば、アジアではまだ未発売だった(気がする)超高性能イヤフォンが売っていました。しかし、東京に比べればまだまだ。東京は、有象無象のモノが集まっているので、探す楽しみがあります。

東南アジアは、基本的に選択肢が少ないです。とはいえ、だからこそできることがあります。それは、ひとつのことに没入すること。例えば僕はこのブログを6年前からやっており、海外就職ブログにしよう!と立ち上げました。

そして3日に1回、ブログを書いていました。ブログ、というよりは、海外就職というテーマに没入していたと今振り返ると思います。あのときは本当に海外就職以外のことを考えていませんでしたし、それこそホテル暮らしが一番楽で良い、と思っていました。当時はインドネシア・ジャカルタに住んでいたのですが、ジャカルタは迷いがなくていいなあ、と感じていました。

やっぱり選択肢が多いって、迷いの元になるし、おかげで時間すげーとられるんですよ。僕の今の東京生活だって、時間あるはずなのに、なぜか時間が足りないように感じます。実感としてはいろいろ選んでいる時間が存在している。自動販売機見ても、ボスのコーヒー7種類あるけどこれなにが違うんだよ!と迷いますし、もっといえば今日の昼ご飯どうしよう、という選択の時間があります。

東南アジアは、あんまりそういう選択の時間ないんですよね。よくもわるくも。だから、ひとつのことに集中しやすい。

手前味噌で、宣伝するつもりではないのですが、フィリピン留学サウスピークだってそうですよ。フィリピンのセブ島なんか、それはもう、選択肢が少ない。セブ市内なんてマジでなにもないです。

でも、英語の勉強に没入しようと思うと、その環境がいいんです。サウスピークの卒業生は度々言います、「英語の勉強以外やることがなかった、それがいい」と。かのヒトは言いました。「日本にいたら、友人から飲みの誘いがあるし、かわいい女の子と遊びたくなる。セブにはそれがない、だからTOEIC300点上がりました!」と。(いいのかわるいのか)

最後に

先進国の購買体験の豊かさも、発展途上国の没入体験の豊かさも、両方体験してみて、同様に豊かだと思います。どっちがいい?なんてありません。その人自身が、今現在どう思うか、でしょう。

余談ですが、こういう話、簡単に結論づけたくないものです。だって、世の中の物事の大半は、グレーゾーンに着地するから。だったらそのグレーのグラデーションを楽しむのがいいじゃない。そんなことを朝から考えていました。

 

 

 

 

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