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2017-02-10

憧れを日常にして人生に組み込む方法

神農です。いつもインタビュー時には、これから海外就職したいひとたち、検討しているひとたちに一言メッセージをいただいています。昨日話を伺った方は、こう言いました。「ピンとくるなら、えいやっと海外就職をするのは悪くない。なぜなら、憧れであるうちはずっと憧れであるし、それ以降もやりたい思いで悶々とする。憧れは早く日常にしてしまったほうがよい」と。

これ、とても興味深い考え方だなあと思うのです。海外を巡る生活や、海外で暮らすこと、英語を使って働くことは憧れなんですよね、多くの人にとって。しかし、憧れが憧れであるうちは、憧れでしかないし、そのせいで目の前の現実に集中できない、と。だったらはやく憧れを実行して、現実にしてしまえ、現実が人生だ、と。

これは、「憧れをどう人生に組み込むか」という話です。憧れを日常にしてしまえば、その後には必ず仕事や現実と向き合うことになる。それはもしかしたら、不都合かもしれない。しかし、かつての憧れた状況が組み込まれた現実というのは、その時点で「できないこと」が「できるようになる」過程でもあり、「憧れていたこと」が現実に存在する状況。

たまに海外就職という非日常を体験したら、それで満足してしまってすぐに日本に帰ってしまう、というような人もいらっしゃいます。客観的に見て、それはおそらく恋に恋している状態だったんでしょうね。憧れに憧れている、憧れている自分に酔っていた。

憧れと現実に折り合いを付けること。憧れと現実、日常と非日常は本来相反する、対立する関係なのかもしれません。しかし、海外就職は「海外で暮らす、働く」「英語で仕事をする」ということと、「仕事をしてキャリアを積む」ことに折り合いをつける手段なのだろうなと感じました。

インタビューを受けていただいた方は、「国籍関係ない、広い視野を持てる人になりたいという憧れがあって、それは海外就職ですこしは日常にできた。それに職務経験も積んでいるので同時に、キャリアにもなっている」とおっしゃっていました。大事なのは、「憧れと現実は折り合いがつく、ということを知る」ということなのでしょう。

憧れの海外の風景も、日常になれば取るに足らないものなのかもしれないけど、そうなってはじめて憧れは人生に組み込まれる。とても重要な気付きでした。毎日気付きがあって、勉強になる。

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