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2017-01-29

ipad miniを持ってアジアへ出よう。海外就職にipad miniを持って行くべき理由


神農( @kanchan_r )です。

6年前インドネシア・ジャカルタに働きに出たとき、意外にものすごく困ったことがありました。それは、「読みたい本の調達」です。ジャカルタといっても大都市、本屋ぐらいあるだろうと思いきや、日本語の本がまともに存在するはずの紀伊國屋ジャカルタにはほとんど読みたい本はありませんでした。あっても、日本から輸入した価格1.5〜2倍程度する日本語の小説とか。

なにが問題かというと、やはり海外に出ると自分のマイノリティさ加減や、はじめて外国人と働いてかんじる種々の理不尽さ、この世界は今後どうなっていくんだろうという世界への理解への「知識欲」がむくむくと湧いてきたんです。日本にいてもそういうのってあるでしょうけど、海外でストレスに晒されてみると、もっとこの問題を全体観持って捉えたい、と思うようになります。本来、そういうときに役立つのが古典だったり、2,000〜3,000円くらいする書籍の数々なのです。

そういう本って、往々にして現在ですらKindle化されていません。リアル本で手に入れなければなりませんが、日本から来る出張者に買って来てもらうなんて悠長なことしていたらすぐに人生が終わってしまいます。なんとしても、読みたい本をすぐに手に入れたい。海外で働きながらも、日本語の本を読んで世界の構造を理解したい人、そんな人にとって自炊書籍+ipad miniを最適解だといえます。

自炊書籍+ipad mini読書のススメ

ipad miniの大きさと軽さが結構ちょうどいい

ipad mini4はちなみにこんな感じ。第4世代になってもっとも薄くなり、鞄にいれても重さを感じなくなりました。

ipad proではなくてipad miniをオススメしたい理由としては、この大きさと軽さが挙げられます。ipad proは9.7インチからラインナップされていますが、それは日常的に本を読むなら重すぎです。ipad proずっと持ってると腕がプルプルしてくるでしょう。やっぱり本読むなら、ipad miniサイズがギリギリ許容範囲です。

ほら、こんなに薄い。

本の自炊は全部業者に任せましょう

次に自炊書籍の入手方法。ちなみに、自炊書籍っていうのは、「リアル本を裁断機で祭壇してスキャンしてPDFで読めるようにした書籍データ」のことね。2011年当初なんかは、自宅に裁断機を導入して本当に「自炊」している人もみかけましたが、結構大変なのでおすすめしません。

結論からいえば、「Amazonで購入→業者に発注(特急便など数日で終わるコース)」が鉄板です。僕のおすすめ自炊代行業者はスキャンピーで、今までこの業者に100冊以上は発注しています。なぜかというと、Amazonからの発送にも対応しており、特急便なら2日で終わるからです。

だって、海外にいたら書籍を自宅から送るのが不可能じゃないですか。日本の友人や実家に頼むのも非常に面倒だし、申し訳ない。なら今はAmazonという便利サービスがあるのだから、業者のアドレスまで直送してしまえばいいんです。

くれぐれも特急便を御利用くださいね。1冊あたりの利用料金が増えますが、速さにはお金を払うが基本です。通常便だと結構日がかかります。読みたい本はカネを払ってでもすぐに読む、鉄は熱いうちに打て、が基本。

自分流の歴史解釈が、個人を強くする

「現代の魔法使い」といわれている落合陽一はこのようなことを話していました。

落合:というよりも、今の人間は価値を生み出しているやつら以外、全員殺されてるんじゃないかな。情報の流れの中で存在を消されているような感じ。システムを作る側になるか、コンテンツになるか、それとも流されていくか。ぼくらって、可処分時間にGoogleやFacebook、Twitterを使っているけれど、それらはすべて海外企業だから日本にお金はほとんど落ちてませんよね。つまり、ぼくら日本人の年収は変わらないけれど、可処分時間だけはどんどんなくなっている。

(中略)

落合:自分の起点になることは自分しか発見できません。それは昔、「信念」と呼ばれていましたけど、信念は単純で複製可能なんですよね。これからのポスト・トゥルースの時代は、もっと体系だったものを生み出して、自分で信じ込まないといけない。そこを立脚点にしないと流れてしまう。-NOAH’s ARK

彼はこの記事の中で「情報の流れの中で存在を消されているような」人のことを「思考なきゾンビ」と表現していました。思わず膝を打ちましたが、僕もTwitterのTL見ていいね!しているときはほとんど「思考なきゾンビ」です。

非常に重要なのは、海外就職してもネットばかり見て、他の人の言う話に左右されていてはなにもわからないまま終わる、ということ。自分で本を読んで、色んな国に行って、考える。それにより「自分流の解釈」をすることで、個として強く生きていくことができるのです。

いうなれば、僕にとっての「解釈」はこのブログです。この5年半も「海外就職とはなんなのか?」「日本人が海外で生きて行くとはどういうことなのか?」という自問自答を通じて、「自分流の解釈」を考えてきました。だからこそやはり海外就職を何年しても未だに将来が不安になったことはありません。

海外就職は世界と接続する良いチャンスです。海外就職すると、世界が身近になり、今まで遠かった「海外」というものが目の前にやってきます。多くのことを考える機会なのです。ぜひ、たくさんの本を読んで自分と世界について考えを巡らし、「自分流の解釈」ができるようになりましょう。

※ちなみにほら、アジア観を理解する上で必読本の「オリエンタリズム」も、未だKindle化される気配なし。

 

関係ないけど、傑作小説「ガダラの豚」も未だkindle化されない。あるんですよ、けっこう。


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