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2017-01-26

仕事から自意識をはがすための毎朝の「儀式」

ここ1年くらい、ほとんど毎朝ハンドドリップでコーヒーを淹れています。既にローストされているコーヒー豆を買ってきて(大抵200g単位)、それを手動のコーヒーミルでガリガリ挽き、豆の上にぐるぐるお湯を投入するのが日課になっています。世間ではよくある「ていねいなくらし」の象徴みたいなものかも。

正直に白状すると、コーヒーの味自体はたいして好きではありません。おそらく、このハンドドリップで淹れるということを知らなければ、一生コーヒーに愛着を持たなかった可能性すらある。しかし、そんな「たいして自意識がない行為」を毎朝することで、その日の仕事をすっきり始めて、集中できることがわかりました。

コーヒーをハンドドリップで淹れるのは、けっこう面倒だし、疲れさえします。ひとり分の豆を手動ミルで挽くとどれだけ朝眠くても頭が起きます。お湯を挽いたコーヒー豆の上に投入する際もコツがあって、「できるだけ低い位置から」「少量ずつ」お湯を入れるとよく豆の味が出るんです。

そんなある意味めんどうくさいこと、しかもできた後のコーヒーの味にもこだわりがないようなこと、でもちゃんとやりたいというような「自意識がないこと」を毎朝繰り返すこと。1日のスタートダッシュをキメるのに、それがなかなか効果があるようです。

たとえば、朝、

眠いのに起きなきゃいけないとかね、

そういう葛藤もなくなるんです。

横になってたらいつまで経っても眠いんです。

体のスイッチが入ったら、脳は追随する。

つまり起きる。

そうすると目が覚めるじゃないですか。

そういうことで、面倒なことが

だいぶ楽になるんですよね。

やる気にならなくても、

やりはじめればそのうち気分乗ってやるでしょ、

みたいな感じを持ってると、

たぶんすごく楽になるんです。-「脳の気持ちになって考えてみてください」

糸井重里氏と脳科学者の池谷祐二さんの対談記事でも、「実は脳よりも身体が先にくる」という話をしていて、この話をはじめて読んだときは目から鱗でした。

そうです。

気持ちとしては短距離走を走っているようなもので。

なので、走りすぎないよう、書きすぎないよう気をつけます。

書きすぎたら次の日に書けなくなっちゃう。

だから僕は1日に書く文字量を

「文字数」で決めています。-「あのひとのほぼ日手帳 小説家 西尾維新さん」

小説家の西尾維新さんも、毎日2万字書くことを決めてやっているそうで、これも「身体が先」という話です。モチベーションの問題ではない、ということ。

毎日、毎朝おなじ「儀式」を繰り返すことで、仕事から自意識がはがれていく。そんな感覚があるんですよね。そしてできれば、その仕事と同じような作業内容のことを毎朝やるのがいいと感じています。コーヒー屋さんであれば毎朝自分のためにコーヒーを淹れる、僕は本業が文章を書いたりコンテンツを作ることですが、それならこうして仕事の自意識と関係ないところで文章を書く。

僕も、ブログで朝に文章を書くようになってから、本業の方で文章を書くことのスタートダッシュをうまく切れるようになってきました。自意識のない行為を儀式としてやる。なかなかいいものですよ。

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