toggle
2017-01-26

「今日あったうれしかったことは?」という問いは、消費者としての自分を理解すること

私、女性誌のキラキラ感を笑う気になれません、という話|Tamaka Ogawa|noteという記事にこんなことが書いてありました。

細かい部分は忘れてしまったけれど、それは「自律神経を整える簡単な方法」というものだった。

夜寝る前に、3つのことを紙に書き出してみる。1つ目はその日の反省。2つ目はその日にあったうれしかったこと。3つ目は翌日の目標。この順番で書くのがポイントらしい。

うれしかったことを1日1回考えるようになってから数ヵ月後のこと。その日は休日で、私はよく日が当たる自分の部屋でベッドに寝転がりながら本を読んでいた。隣の部屋には一緒に暮らしていた人がいた。本を読むのに疲れて、ふと天井を見上げたとき。目に入ったのは白い天井に日の光がぱーっと差し込んでいるところ。すごくきれい。きれいだな。うれしい。きれいだからうれしい。穏やかな気持ち。

…? あれ? 私、もしかしてすごく幸せなんじゃないだろうか。こんなにいっぱい日のあたる部屋に住んでいて、休日に好きな本を読めて。

日記の書き方についての話なのですが、自分でもやってみたら発見があったので共有。僕はほぼ日手帳という1日1ページ広々書ける手帳を使っています。


こういうやつ。

で、このまえ夜に「きょう、うれしかったことってなんだっけ?」と書いてみました。そんなこと正直手帳に書いたことは意外となくて、思い出さないと書けない。ああ、「うれしかったこと」って思い出さないと書けないんだな、ということはちょっとした衝撃でした。

じぶんがうれしいことは、だれかもうれしいこと

と同時に発見がありました。それは、「じぶんがとってもうれしかったこと=だれかもうれしいこと」なんじゃないかということです。例えば僕はこの前、豚肉の野菜炒めを作って食べた日に「これがうれしかったことだ」と書きました。

なにがうれしかったかというと、「野菜のモリモリ感」。このとき、大きめのキャベツの1/4玉と、タマネギ半分を切って豚肉が焼かれているフライパンに投入しました。豚肉の野菜炒めをひとりぐらしで作ったことがあるであろうみなさまも想像つくかもしれませんが、これは結構「野菜が多い」です。

お皿に盛ったとき、「あ、これはちょっと量が多いな」と感じました。しかし、食べてみるととてもうれしい気持ちになりました。キャベツとタマネギがまたシャキシャキしている野菜であることも一因ですが、「モリモリ」に盛られている野菜、それを口いっぱいにほおばる体験というのは、僕にとって「うれしい」経験だったわけです。

思い起こせば、むかし定食屋に行けばキャベツの千切りがモリモリと盛られているとんかつ定食に出会ったときも、なにか多幸感を感じたものです。ああ、そうか、俺はこういうのにうれしさを感じるんだなと。

一方、それはたぶんだれかもうれしい。これだけうれしければ、たぶんぼく以外のだれかも嬉しいのだと思います。これって、モノを生産する側・販売する側としても非常に活かせる考え方なのではないでしょうか。

結局、人の考えていることなんてわかりません。想像することくらいはできますが、できても、推し量ることができるくらいでしょう。

役割は、点滅しているのです。  ぼくも、これを書いている間、何度も「ペットボトル入りのお茶」の消費者になったり、夫になったり、新聞の購読者になったり、野球ファンになったり、いろんな人格を点滅させています。それを、わかろうとしても、無理でしょう。

これは糸井重里氏が書いた「インターネット的。」の一節です。

で、あれば。まずは自分を見てみるというのは、とても取り組みやすい話ではないでしょうか?

「自分を読む」ことが重要になってくる

ひとりの人間がいくつものアカウント(人格)を持つ時代です。むかしらそうだったんでしょうが、Twitterで裏アカを作ることが普通になり、匿名でブログを書くことが変わったことではなくなったいま、より「自分であればうれしいのかどうか」を考える機会をつくるべきだと思いました。

幸いなことに、「自分を読む」ためのとっかかりは、そうむずかしいものではなさそうです。1日の終わりに、ほぼ日手帳にでもなんでも、「きょううれしかったことって、なんだっけ?」と自問する。1行でもいい。世の中でモノを売る仕事のひとたちにとっては、かなり必要なことになってくるのではないでしょうか。


チラッと見えてましたが、2017年はほぼ日手帳+TSブラック。黒の革カバーです。いやはや、素敵。ほぼ日手帳は毎日気付いたことや日記をつけていますが、後で見返すと発見があるもんなんですよ。まさに「自分を読む」。

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。