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2015-11-12

A4のコピー用紙は、自意識を映し出す白いキャンパスだった

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この前ジャカルタ時代に別の会社で働いていた友人、戦友とも呼べる人がセブに来ました。
1年半ぶりくらいに色々話しこんだのですが、ものすごい勢いで
「丸くなったねえ!」と言われました。
別の人からは、「段々なんか研ぎ澄まされてきたねえ」とも言われました。

きっとそれは、「A4のコピー用紙」のおかげですし、このせいです。

 

この2年間、毎日A4のコピー用紙に日々思ったことや、モヤモヤしたこと、考えたいことを書いています。
書いています、というよりは、書き殴っているくらいの方が正しいかもしれません。
時間は1枚1分、左上にタイトルを書いて、その下に4~6行、20字程度で書いていく。

不思議なことに、どんなにモヤモヤしていても、20~30枚も書けば大体スッキリします。
「じゃ、次どうしようかね」と考えられるようになるんです。
ストレス発散方法であり、深く考える方法であり、一瞬で回答できるようになる方法であり、そのトレーニング。

セブに来てからだけでも、4,000枚程度は書いているようです。(500枚1袋のコピー用紙8個分)
このA4用紙のいいところは、ひたすらに「心理的ハードルが低いこと」です。

コピー用紙なんか一枚一円ですし、裏紙使えばタダです。1分しかかかんないですし、
なにより、発展途上国にいても印刷屋にいけば簡単に手に入ります。
A4用紙でメモ書きをその都度その都度行えば、自分が考えていることが客観視できるようになります。

 

頭の中でモヤモヤ考えていることは考えているとはいえません。それは悩んでいるということなんです。
それを言葉にひたすら落とし込んでいく。
そうすれば、自分の頭のイメージがどんどん言葉によって、具体的になっていきます。

客観的に見たときの自分の考えや思っていることは、紙に書き出してみるとひどいものです。
これがなにに一体つながるんだろう、と思わず思います。
でも、「あっ、自分はこう思っていたのか」と感情抜きに認知できるようになります。

そのうちメモ書きをしなくても、ある程度自分の感情や思っていることを頭の中で認知できるようになります。
そうすれば不思議と、「さて次はどうしようか」と考えを進めることができます。
何かにモヤモヤしていて悩んでいれば、次の一手が分かりますし、それは仕事でも人間関係でも同じです。

感情やモヤモヤを認知すること、暗黙知を形式知化すること。
ただひたすらに、感情抜きで認知する。そうすることで、「んじゃ次はどうしようか」と改善してしまうんですよ。

冒頭で紹介した、友人に言われた言葉というのは、A4用紙でメモ書きをし続けていたおかげなんだと思います。

 

思えば今は大分マシになりましたが、僕は昔いわゆる「尖った人」でした。
能力的に尖っているのであればいいのですが、どちらかというと「人間性が尖っていた」。

できない人を見下す癖がありましたし、「我が強い」と言われ続けてきました。
それをおもしろがってくれる人達は近くに居てくれるし、
逆に傷つけられた人達は去って行く。そういう人間関係で生きてきました。

そのせいで成功したこともあります。きっと海外で働こうと思ったのもこの自我のおかげですし、
このブログを書き続けられているのも、実際自意識のおかげ。

それでもやっぱり、人を傷つける人というのは幸せにはなれないんですよ。
楽しくないし、つらい。苦しい。最近読んだ仏教の本でも書いてありましたが、
自意識や自己愛は苦につながるんだなあと改めて思います。

A4用紙メモ書きのおかげで、僕は自意識を客観的に見られるようになりました。
まさにこのA4のコピー用紙は、自意識・自己愛・自我を映し出す白いキャンパスでした。

参考:「ゼロ秒思考」

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