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2015-01-07

インドネシア語試験義務化は、「インドネシアにコミットできる人」にとってはオイシイ

Traffic jam
(写真はジャカルタの渋滞。綺麗。)

遂にインドネシア政府が本格的に調子に乗り出しました。

【インドネシア】2月に外国人の雇用規定改正、言語義務化へ

今は外野である元ジャカルタ現地採用として、これから起きることを予想します。

今まで駐在員と現地採用にとって、「インドネシア語は働きながら学ぶもの」だった

インドネシアにはそれなりに日本人が多く住み働いています。駐在員、現地採用あれど、インドネシア語を学ぶ必要性がありました。なぜなら、自分の部下になる人達も自分たちも英語が上手くないからです。

ただ今まで幸運だったのは、「インドネシア語は働きながら学べた」ということでした。駐在員の方々はキャバクラで学び、現地採用は単語帳を片手に、それこそ仕事から学びました。

学ぶ対象の言語にまみれた環境にぶちこまれるということは、言語学習者にとって厳しいですが、効果的です。その言葉ができないと仕事はままならないので、「やるかやられるか」という切迫した状況に追い込まれるからです。仕事で成果出さなくても良い分、語学学校の中はやはりぬるま湯です。

また、正直インドネシア語大してできなくてもどうにかなる会社では、どうにかなっていました。日本語スピーカーのインドネシア人が中に居て通訳として機能していたり、その機能を現地採用が担っている環境もありました。

またまた、これはインドネシア人のみなさんのホスピタリティからも支えられている環境でした。彼らは、外国人がつたないインドネシア語を話せばもの凄く咀嚼してくれます。こちらの意志を汲み取ろうとしてくれます。だからこそ、インドネシア語を大して話せない人も生き残れたのでした。

しかし、今後状況は変わってきます。

「インドネシア語を学んでから、インドネシアで働く」ことになる

問題は課されるインドネシア語試験の難易度によるのですが、それはわからないので一旦置いておきます。
2月からは、「インドネシア語を学んでから、インドネシアで働く」ことが求められるようになります。それは2つの可能性を提示されることになります。

1.日本でインドネシア語を学習して、インドネシアで働く
2.インドネシアでインドネシア語学留学して、インドネシアで働く

1の選択肢は、結構至難の業だと思っています。なぜなら、「学んだことを確認するためのスピーキングをする機会」がないからです。

インドネシア語をとりあえず学ぶ際は、下記記事内の3冊をやれば十分です。

インドネシアで6ヶ月働きながらインドネシア語学ぶときに使った教材3選

しかし、学んだ知識はアウトプットしないと定着しません。インドネシア語の長文記事でもあればいいですが、ちょうどいいものは今のところ存在しないかと思います。

今までは非常に恵まれた環境でした。なぜなら、働きながら学ぶというのは、「学んだ知識をすぐにアウトプットする機会」が豊富にあるということなのですから。そら知識は定着するし、伸びます。これは僕の経験則からも言えることです。

インドネシア語学学校で半年留学⇒駐在員 or 現地採用というパターンが増える

となると、「インドネシア語学留学してからインドネシアで働く」ことになるんではないでしょうか。

半年も詰め込みでやればインドネシア語は相当うまくなります。(※経験者を見ていて思っただけですが)それで試験受かればめでたく、就労ビザが下りることになります。

日本で学ぶことがなかなか難しいローカル言語ゆえ、留学は必須に近い形になるのではないでしょうか。駐在員候補の方々が研修として利用されていることも多々あるようですし、特に不自然なことではありません。但し、そこの費用負担はなくなるどころか、これから増えるという事実は変わりません。

現地採用志望者にとっては、少し難儀になります。カジュアルにジャカルタ就職しようと考えていた方々は、まずは言語をある程度マスターすることが求められます。その場合、どれくらいの方が本当にそこまでやるかは知るよしもありません。

また、日系企業全般にとっては人材不足に悩まされることになるでしょう。駐在を増やそうと思えばコストはかかるわ志望者はまた減るわ、踏んだり蹴ったりです。おそらく、今駐在されているベテラン駐在員の方々は任期が少し長くなる可能性があります。

現地採用も駐在員も「インドネシアへのコミットメント」を試される

これからは、「インドネシアへのコミットメント」を試されることになります。

駐在員の方々にとっては、インドネシア語わざわざやってから赴任なんだからと、任期は長くなるでしょう。マネジメントからすればそんな状況で行ってくれる人少ないので、選ぶの超大変。コミットできる人が、インドネシアで働くことになる。

現地採用にとっても同様です。わざわざインドネシア語を学んでから現地採用をやるとなれば、その投入した時間と費用から、相当にコミットすることになるでしょう。そんだけやって1,2年で辞めるとかコスパ悪すぎます。

ローカル言語としてのインドネシア語をきちんと学ぶというのは、それほどコストがかかることです。

また、現役ジャカルタ現地採用の皆様は、インドネシア語を学ぶことが求められます。なぜなら、おそらくその試験をパスしなければ就労ビザは取れないからです。パスしなければ、転職もできません。ということは、ちゃんと勉強することが必要になるのです。

コミットできる奴は志望するし、残るためにインドネシア語をきちんと勉強する。コミットできない奴は最初から来ない。まあ、働く日本人の皆様にとっても、皆様と働くローカルの方々にとってもある意味良い状況かもしれませんね。ただ、会社側は超辛い。

インドネシアにコミットする自信のない現地採用志望者の方は、ベトナムとかシンガポールとか他の国に行きましょう。

結論:「インドネシアにコミットできる人」にとってはオイシイ

はい、結論。「インドネシアにコミットできる人」にはオイシイです。

「周りはやりたくないこと」かつ「実はかなり求められていること」かつ「自分はやりたいこと」である場合、機会としては非常にオイシイです。だって、自分しかいないわけじゃないですか、それできるの。重宝されないはずがありません。

雇う側も、「多少最初やれなくても、仕事しながら経験積めばいい」と考えてくれるに違いありません。超オイシイ。

試験をパスするレベルでインドネシア語ができて、やる気のある人には仕事機会はたくさん振ってきます。インドネシア語ができなくてブーブー文句たれるだけの日本人なんて周りからは一掃されます。やったね!

自分に仕事を任せてもらえて成果を求められる環境。これでちゃんと評価されてお給料上がるのなら、現地採用としてはこの上ないですね。まあ、もちろん忙しくなるかとは思いますが。

実は昔インドネシア留学について書いていたので参考までにカテゴリー貼っておきます。
「インドネシア留学」一覧

(小言:MRTの建設遅れるんじゃないか。これからの駐在員不足で。)

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