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2014-03-28

「海外就職して一番良かったと思うことはなんですか?」に対する答え


Medium 3488370634photo credit: aboutbettertimes via photopin cc

「やりたいこと」でググると、予測変換に「ヤりたい子とやったもん勝ち」と出て来た@kanchan_rです。なにが勝ちなのかわからない。

Twitterでタイで働いている知人がツイートしていました。

https://twitter.com/kanchan_r/status/449001198398369794

これはどうにかして答えなければジャカルタ現地採用の名が廃る(どうでもいい)と思ったので、本稿をその答えとしておきます。いつもより長文です。

いつも通り結論を先に書いておくと、海外就職して一番良かったのは、自分がやりたいことがわかったこと、そのおかげでまた人生楽しくなりそうなことです。

前提:「一番良かったこと」の定義

説明する前に、この質問の定義付けをしておきます。なぜなら、この文言、なんとでもとりようがあるからです。

今回は、海外就職をしなければ起き得なかったんだろうけど、やったおかげで起きて大きなリターンが得られたということ、とします。だって、この質問海外就職説明会的な場でなされたものであるからして、海外就職していなくても起きうることだとあんまり語っても意味がないですから。

そもそもこの質問の目的は、海外就職希望者or考え中の人々に魅力を伝えて啓蒙することのはずです。なぜなら会自体の目的がそうだから。

補足:「一番良かったこと」は「何ではない」か

同時に、これも。この「一番良かったこと」は何ではないのか?

「一番良かったこと」は、明確なアウトプットであり、ある事象が起きた結果であり、状態や過程ではありません。例えば、国際感覚が身に付いた人が居たとしても、で?となります。世界で色んな人が色んな基準で物事を考えて行動していることがわかっても、So what?それは海外就職したあなたにとって、どういう意味があったんだい?と聞きたくなるに違いません。その点考慮して論を進めます。

では、今日も本題が長くなりましたが、下記、説明します。

0,やりたいことって、なんだったのか

まず初めに、僕がやりたいことってのは、海外で働く人、もしくは働きたい人を支援することだったのでした。感覚としては、なんでそれやりたいの?と聞かれても、「俺がやりたいと思うからに決まってんだろバーロー(コナン風)」に答えたくなる程度には因数分解不可能。だからたぶん大体合ってる。

元々前職を経験した時に、日本で働くより海外で働いた方が興味深くて楽しくて、かつ個人にもチャンスがあるんじゃない?と痛烈に感じました。そのとき海外で働いている人の実態なんてネットには落ちていない時代だったので、俺がネットで発信しつつ、前述のことを実証してやる、と自ら海外就職しました。

海外で働きながら、海外で働くとはどういうことか?を書いているうちに、どんどん自分の興味領域が先鋭化されていきました。ずっとこの2年間くらい海外就職自体が自分にとっておもしろいなあと感じたのは、自分で実体験することと、思ったことや意見を書くことを行ったり来たりする、試行錯誤だったからです。

そのうち、海外で働くにあたり当事者達はどうあるべきなのか、どう考えておくべきなのか、何をしなきゃいけないのか、とより当事者目線になっていきます。
で、今に至り思います。ああ、自分がやりたいことってここなんだろうなと。一言で抽象度上げて言えば、教育です。

ブロガーであり、MATCHAの代表である青木さんも良いこと言うてました。

じゃあ、やりたいことをどう見つけるか。僕は、自分の意思を積み重ねるしかないんじゃないかと思っています。どんな小さな選択でもいいから、自分の意思で動くこと。自分の感覚を信じて、その意志と行動を積み重ねていくことが大事だと思います。 -自分の意思を積み重ねること

きっと僕の場合も、そうなんだろうな。

ちなみに元々、僕にとって海外で働くことは憧れではあったものの、最終ゴールのやりたいことではありませんでした。だって海外で働くって、状態を指しているじゃないですか。それをやりたいことというよりは、在りたい状態に他なりません。だから、やりたいことが最終的に海外で働くことな人は気をつけてください。働き出したら飽きちゃうかも。

1,マイノリティであるという立場

以下、海外就職して、なぜやりたいことがわかってきたのか?です。
ひとつは、海外に住むと自然に少数派にならざるをえないことです。インドネシアにおける華僑もそうですが、僕はここでは圧倒的マイノリティです。2億人くらい国民居る中で、1万数千人の日本人の中のひとり。年齢で切っても、大分少数派です。そうなれば何が起きるのか?多数派のインドネシア人は、日本に居る日本人はこうなのに、なぜ自分はわざわざここに居るのか?と自問自答することになります。

この自問自答は、自己分析でもあり、自分がなぜここまで来たのか、これからどうしていくのか、を自分で考える非常に良い機会です。日本に居るとこの感じは決して味わえないなあと思います。

2,色んな人の色んな基準

二つ目ですが、先ほども例に出しましたが、色んな国籍の人の色んな考え方を聞いていると、ブレまくって最後には自分にとって調度いいところに落ち着きます。

うちのチームのインドネシア人がお父さんの養蜂業を継ぐと言い出して辞めたり、気がついたら30年インドネシアに居ましたな日本人おばあちゃんが居たり、家の中に川が流れている大富豪の箱入り娘と話したりすると、自分の価値観が揺さぶられます。それはもうユッサユッサと。

ここで大事なのは、こういう原体験に基づいて、世の中には自分の正解しかないんだ、と気付くことです。こう価値観ぶちまけられると、考えて考えて、最後には自分の正解に近いところに落ち着くのが不思議なところ。

だから、なんなの?(So what?)

ということで、海外就職して一番良かったのは、自分のやりたいことがわかったことでした。それは僕にとっては、海外で働く人をサポートすることだったのです。それを抽象的に言うと、教育でした。これは紛れも無く自分の原体験から導き出されたものらしく、大体正解に近いはず。

で?だから?とツッコミたくなってきました。だから、これからどんどんその方向性に舵をきっていこうと思います。やりたいことがわかっているのに、やらないわけにはいきません。このブログでやってる、現地採用スカイプ相談も、いや、このブログ自体もそうなんですけどね。それだけで結構楽しかったりするのだけど。

やりたいことの方向性がかなり明確になってきたこと、そのおかげでまたどんどん個人的に良い方向に進めること。だから、人生楽しいこと。それが最終的な成果物なんだろうなあと思います。


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