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2014-03-17

現地採用(又は希望者)が絶対に読んでおくべき本3冊


海外就職は実現してからが勝負です。実現は全然難しくないのですが、その後自分がどういう道を歩んでいくのかを考えることはとても難しい。だから、せっかく海外就職したのにも関わらず、なんにもならず撤退していった人はたくさん居ます。

そうならないための推薦図書を3冊ご紹介します。@kanchan_r 的に必読書です。

1.ブラック・スワン

一番最初に持って来るのは本書。異論は認めない。

世界は不確実性で満ちています。だから東日本大震災が起きるし、テロリストの乗った飛行機がアメリカの高層ビルに突っ込むし、マレーシア航空のある便がいきなり消失したりする。

それは、理論で予測できることなんかじゃありません。理論にとっては誤差かもしれませんが、爆発的な影響を与える、無視できない「黒い白鳥」です。

「黒い白鳥」は僕ら自身です。現地採用をやっていても、線形なキャリアや人生が歩めるわけではありません。どちらかというとリスクに満ちていて、そら明日クビになって帰国することになるかもしれないし、在インドネシア外資系同業他社からヘッドハンティングがあるかもしれないし、在留イタリア人と結婚してイタリアに移住することになるかも。

それは理論では予測できません。そしてこの考え方は現地採用が頭の隅においておくべき考え方であり、本書はそんな現地採用の僕らを目から鱗状態にします。
言うなれば、「つべこべ言わずに黙って読め」と言える数少ない本。必読。

2.選択の科学

昔読んで衝撃を受けて以来、読み続けている本No.2。

ぼくは、早めに成功体験をたくさん積んでおくことが、今後の人生を決めるとさえ思っています。アジア市場はまだまだ未開で、実力のない若者でもがんばれば成功体験が積める、という意味で現地採用は機会に恵まれていて価値があると考えています。
なんで成功体験を早めに積まないといけないの?の理由が書いてあるのが本書。

わたしたちが「選択」と呼んでいるものは、自分自身や、自分の置かれた環境を、自分の力で変える能力のことだ。選択する為には、まず「自分の力で変えられる」という認識を持たなければならない。

溺れるか泳ぐか、の状況におかれたラットの中で、すぐ諦めて死んでいく者と、最後まで諦めずに泳ごうとする者がいるという実験結果が非常に興味深い。
今すぐ買って読め、レベルの推薦図書。

3.銃・病原菌・鉄

僕のことを知っている人ならば、みんなこう言うでしょう。

「これだけこの本を推薦してくるヤツは他に居ない」

と。

ニューギニア人のヤリさんの著者に対する質問に端を発する本書。テーマは、世界の富の偏在はなぜ起きたのか?。ジャレド・ダイヤモンドは、それは人種的優劣が原因ではなくて、環境的要因が作用したからなのだ、と言います。それが、銃と病原菌と鉄なのです。

なぜこの本を推すのかというと、自分の世界観を構築する大事さを教えてくれるからです。

現地採用というのは、やはりアウトローであり、圧倒的マイノリティです。日本でもマイノリティ、インドネシアでもマイノリティ。かつてマイノリティだった華僑の人々は、それをモチベーションにして世界中で富を稼ぎ続けて来ました。裏を返せば、それほどマイノリティというのは不安に晒され易い、ということです。

そんなとき僕が必要だと思うものは、自分なりの世界観を構築すること。世界は昔どうで実際今どうなのか、なぜ今こうなっているのか、自分なりの考え方を構築することです。

自分の世界観を持っていれば、無駄に不安に陥りません。むしろ妙に自信を持ちます。だって、自分の世界観を根拠にして選択を積み重ねていった結果今の自分があるのですから。何も、不安になることはありません。今の自分が正解だし、今がんばることが自分にとって正解。

以上3冊でした。
ほんとはエッセンスだけ書いて紹介しようと思ったのですが、辞めました。というのも、Webの文章はきっかけでしかないし、きっかけくらいには成りうるからです。僕のブログ読んで勉強になることはなくても、その後の人生変えるくらいの何かに気付くきっかけ程度にはなります。それを目指して書きました。
ちなみに、僕は本を他人に紹介するとき、安易なことは決してしません。これは薦められると強く思うときに、強くオススメしています。そんな僕の中では、上記3冊は、「つべこべ言わずに黙って読め」と言えるもの。ぜひ読んでください。


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