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2013-06-23

未だWeb上でジャカルタが得体の知れない場所である理由

ジャカルタに来た新しく来た人に言われることランキング堂々の1位。それは「ジャカルタってこんなとこだったんですね!Webに情報全然上がってなかったのでわかりませんでした。」

そして2位は「Webでジャカルタとかインドネシア調べても駐在員の奥様ブログしか出てこないんでわかんないんですよね・・・」

そらそうだ。間違いない。そこらへんを考えてこれからを展望してみる。

需要と供給のお話

普通需要があれば供給が起きる。誰かが欲している情報があれば、必ずどこかの誰かがそれを発信しているはずだ。なぜならそれを書くだけでたくさんの人に読んでもらえる。たくさんの人に読んでもらえることは、それを商売にしてる人からすれば嬉しいことなのだ。

でもジャカルタにおける「ジャカルタってどんなところ?」情報に関してはそれがほとんどなされていない。これ結構異常な状態じゃね?

在住者の若い方からもよくよく聴くわけですよ。ジャカルタの情報を一カ所に集めているサイトがあれば絶対役に立つし、発信者にとっても良いことが起きるに違いない。と。バーローそんなこたぁみんなわかってんだ!

その需要と供給バランスの異常を異常にしている阻害要因が何かを突き止めなければ、おそらく変わらない。

ちなみに今あるジャカルタ情報で、新しくこちらに来られる方が見る、もとい見るしかないサイトは以下のようにまとめられる。

・ジャカルタ駐在員奥様ブログ
・JICA
・人材紹介会社サイト
・ジャカルタ在住歴長い日本人のやっている情報ポータルサイト

以上が大体検索の上の方に出て来る面々。まあはっきりいって、これじゃなにもわからない。マジでわからん。

話を戻して、んじゃなんでこんないびつな状況なのか。

その前にそもそも論

言うの忘れてた。多分企業進出の硬いお話は十分情報がある。いや、その情報を提供して金を稼ぐ会社はたくさんある。

でもこれからは個人グローバルの時代なので(言い切った、えらい)、きっと個人が見るような柔らかい情報が必要。

はい、では需供の異常を起こす原因が以下。

阻害要因1.リターンが機会費用を下回っている

まず考えうるのが、書いた結果得るリターンよりも書くめんどくささ、書いたことによって起きるめんどくささの方が勝っているから、というもの。

1.書くのめんどくさい

確かに書くのめんどくさい。お役立ち情報ほど書くモチベーションが上がらないのは僕も同じである。確かに大事な情報だとは思うのだけど、そこのモチベーションが一番にならない。

しかもジャカルタ日本人はみな総じて長時間労働である。渋滞もあり必ず長時間になる。車に乗っている時間も長く、それだけで疲れる。そんなんなのに休みの日に書こうと思うか?

2.書いたことによって起きるめんどくささ

これは実感なのだけど、書いて行けばどんどん検索順位は上がっていく。そうすれば多くの日本人に見てもらえる。新参の方からはいい。

ただ、日本人社会で目立ちすぎることは必ずしも+には働かない。匿名で書いたところで、働いている国を明かしている時点で必ずバレる。100%バレる。保証する。かの海外ニートさんの例を思い出してみよう。

もし身バレせずに匿名でやりたい放題したい海外在住者は、在住国を明かさないように。

人間の持つ感情のなかでとてもやっかいで、パワフルなものがある。嫉妬だ。ネットで有名になれば必ず嫉妬する人が現れる。その嫉妬の前にはただの実名アカウントなんぞひとたまりもない。匿名アカウントも然りだ。

阻害要因2.実は今まで居た在住者にとって今ある情報で十分

これは意外な事実かもしれない。実は今までジャカルタに住んでいた日本人にとって、今ある情報で十分なのだ。

例えば、日本人の運営する情報ポータルサイト。あとはフリーペーパーの存在感が大きい。なんと情報はフリーペーパーから取得されている機会が圧倒的に多いのだ!これはネットで情報収集しているイマドキノワカモノからすると驚きだろう。みんな驚く。それくらい日本人社会は古典的である。良い悪いとかはここでは触れない。

ただ僕のような人は実はほとんどフリーペーパーに触れる機会がないのだ。なぜだろう。多分日本語フリーペーパーが置いてある場所に行かない、置いてある棚を見ないから。

根本的な理由はわからないのだけど、多分世代間ギャップなんじゃないかこれ。僕は紙の雑誌で何か情報を得ようと思うことがほとんどない。だから興味の矢印も向かない。だから触れる機会がない。

今まではこういうのは圧倒的少数だったろう。

統計的な情報は知らないが、実感としてジャカルタはご年配の方が多い。その年代の方々はみなフリーペーパー、もしくは現存の情報源で十分なのだ。

自社の以前の駐在員からの情報、取引先の方が持ってる情報で十分。みんな日本人同士で飲みに行くし。やはり圧倒的に情報が人的ネットワークに依存している。そんな社会では、社会にうまく溶け込まないと楽しいジャカルタライフを築くことは困難だ。

阻害要因3.Web制作技術の遅れ

最後に触れるのはこれ。ジャカルタの情報を扱うWebサイトはしょぼいことが多い。作りたくても作れない、という話。そもそもWebで何かやろうという人は少ない。

いうなればジャカルタはWeb 1.0の牧歌的な時代から抜け出ていない。

技術の発展は消費者に依存するので、先進的なWebデザインはそもそも消費者にとって大事ではなかったということだ。Web1.0で申し分なかった。

これからのお話

現状分析に疲れてきたのでそろそろまとめる。

要は、これからはそうはいかねんじゃね?ということなのだ。今来てる人々はみな若い。志向も若い。僕にお会いしていただける方々はみなほんとにお若い。お前が言うな(ry

今後日本人社会の人口はどうなるのだろうか?そういう若い方々の占める割合が増えてくるという仮説を今のところ肯定しておくならば、Webの情報も増えてくるのかもしれない。というか彼らの誰かがそれを担うだろう。

何を隠そう僕もそこらへんを解決するためにアサインしているプロジェクトもあるのだが、なかなかどうして書くモチベが湧かない。僕はやはりブログに対するモチベーションは、自分の考えをまとめるために書いて可視化、それが起因して自分にアクションを起こさせる、思考を展開させるというのが一番なようだ。んでそれが結果的に誰かのためになればいいなあ、という。

なにぶん丸亀製麺とかUNIQLOとか好奇心をくすぐられるお店は残念ながら少ない。ああいうお店に出くわすと書くモチベーションが高まるのだが・・・。とかなんとか言いつつ、このイケてない状況をなんとか解決したいので模索したいと思う。

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