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2013-05-29

インドネシア携帯キャリア最大手のテレコムセルが対LINE,Whatsappのメッセージサービス「CWEETA」をローンチ

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メッセージアプリといえばLINE,Whatsapp, BBメッセンジャー・・・。そんな折、なんとインドネシア携帯キャリア最大手のテレコムセルがモバイルメッセージサービスに乗り出しました。その名もCWEETA。ずっと悶々をしてたもんね。インドネシアの携帯キャリア大手の動きとして興味深かったのでここにシェアします。

まずどんなサービスなのかご説明します。

・*603# 電話番号で相手に100文字以内のメッセージが送れる。
・テレコムセルGSMにつながっていればどこでも使える。
・Rp 2,000で7日間, Rp 5,000で30日間使える2つのプランがある。

テレコムセルのキャリアサーバーベースのメッセージサービスです。以前よりLINEやSKYPE、BBメッセンジャーやWhatsapp等の台頭に危機意識を覚えていたようなので、満を持しての対抗策でしょう。ターゲットはデータ受信エリアとして展開されていないような地域の13歳から18歳の未成年とのことです。

GSMとは、Gram per Square Meterの略で、日本で使用されている3G回線の前世代のもの。いわゆる2Gのことです。品質はよくないけど、カバーできるエリアは幅広く現在もおよそ160カ国で使われています。ご想像の通り、インドネシアではインターネット接続が滞るようなエリアは未だたくさんありますが、GSMであれば一応はカバーできて、かつUSSDであれば通信速度あまり関係ないのでこういったサービスに踏み切ったのでしょう。

USSDというのはUnstructured Supplementary Service Dataの略で、インドネシアの携帯キャリアでは多く使用されている技術です。通話アプリで*888#のような電話番号を打ち込んで通話ボタン押すと、残りのプルサが出てきたり、チャージ画面が出てきたりするアレです。実はアレはUSSD。アレってデータ通信品質悪いところでも問題なくできちゃうんですよね。なので、どんだけ古い型の電話機使っててもどんだけ新しいスマホ使ってても関係なく使えます。スマホでもないBBでもない人はアプリなんてないのでLINEとか使えないですしね。

他にもアフリカではOrangeという会社が展開する、GSMとUUSDを使用してFacebookに簡単にアクセスできるサービスなんかもあります。理屈は同じですね。このOrange、エジプトでも同様のサービスを展開していて初月で350,000人のユーザーを獲得したらしい。すげえなにそれ。

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データ通信の発達している先進国ではLINEとかWhatsappが利用され、そこまでネット通信が行き届いてないエリアではGSMとUSSDベースのものが利用される。テレコムセルはモバイルメッセージアプリマーケットでは、LINEやWhatsapp等に取られていない場所を取りに行ったというわけです。この動きはちょっとおもしろい。

ただ依然として彼らの前にはSMSという巨人が立ちはだかる訳で、ローンチしたからといって一挙に拡がるかと言われればそうでもなさそう。これからの動向に注目します。

参考

What is USSD

Orange bringing Facebook to all phones in Africa

Telkomsel Launches CWEETA, a USSD-based Messaging Solution

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