toggle
2013-04-03

「彼らの仕事をとるんじゃない」

medium_5783156840

ボスに言われました。「彼らの仕事をとるんじゃない」。

この言葉、言われてみて思いましたが、とーーっても大切なことなんですよね。

インドネシアには無数の外国企業があります。特に製造業なんかどう見ても日系が幅を利かせています。やはり自動車・二輪産業は圧倒的。だから日本人労働者もそこそこ居ます。1万数千人くらい。そんなぼくらは外国人。

だから僕らのメインカスタマーはやはり巨大で重厚長大な日本企業です。

でも本来インドネシアってインドネシアンのもの、あくまで。政府として統治するのはインドネシアンでなければならないし、取り締まるのもインドネシアンでなければならない。それがアメリカ人だったりカンボジア人だったり日本人だったら不自然極まりないんです。だって、自民党党首がメキシコ人だったらそもそも意味わかんないでしょう。

 

でも僕らは高いお給料貰ってここで重要な仕事をしています。同時、僕らは彼らが本来やるはずの仕事を奪っているわけです。

ほんとはマネジャーもインドネシアンであるべきだろうし、社長もインドネシアンであるべきでしょう。理由はシンプル、だってここはインドネシアなんだから。

僕が冒頭のようなことを言われたのは、僕の仕事の中で、インドネシアン担当者に対する営業が結構な割合を占めていたからです。それは僕にも言い分があって、日本人は大抵社長かマネジャーポジションなので、結局オペレーションレベルの話ってインドネシアンと話さなきゃ前に進まないんですよね。

全体を細かく見れてる日本人マネジャーなんてあまり居ないんです。もちろん必要に応じて会いに行きますが、基本的にはやっぱりインドネシアンが大事だし、インドネシアンと仕事せなあかんなあと思ってやってました。

実は半分合ってて半分間違ってるんですよね、これ。

 

確かにインドネシアン担当者が現場を一番よく知っていて、現場のこと聞く時はインドネシアン担当者に聞くのが大事。でもほんとはそれってインドネシアン営業マンがやるべきことなんですよね。外国人の僕がやるべきことじゃない。

これやりすぎると彼らの仕事が減ってしまう。そうなると成長もしない。そうなると永遠に彼らのみで回る日が来ることなんてありえない。

一方で日本人に営業することも大事。でも意味合いが違う。現場を知るのはインドネシアン担当者、でも日本人は基本的に責任者レベルなので新しいプロジェクトや俯瞰的な見方での情報をご存知です。だから彼らに営業することも大事。逆にそれは日本人がやるべきなんですよね。

この根底には、こういう考え方があります。結局みんな自分と肌の色が同じ人、言語レベルが母国語レベルの人、フィーリングがネイティブレベルで合う人と話したいし、そういう人からモノを買いたい。さらにその方がよほど効率が良い。

そして、こちらはインドネシアンと日本人でクロスチェックをし、足りない情報は適時頂きに聞く、適切な時に、適切な人がそれをやる。お客さんは往々にしてインドネシアン担当者と日本人のコミュニケーションがイマイチだったりするので、そこを僕らが補う。だからうちみたいな会社にバリューがある。

だって僕らのお客さんも僕らもグローバル人材なんかではないからね。

ちなみに弊社、韓国企業対策にコリアンの社員も他国より招聘されましたが、やはりその方がよほど強力。だって韓国語話せるし、完全に韓国人ですからね。

ゆくゆくは現場レベルではインドネシアンだけで回るくらいにしなければいけないと思いました。日本人はいつか帰りますしね、外国人だから。

 

そういった意味で分業すべき。せっかくインドネシアに居るし、やっぱりインドネシアンの人から、あなたから買いたい!と言ってもらえればめちゃ嬉しい。やっててよかった!てなる。でもそこは僕は日本人なので、バランスとってやらなければいけない。

ほんとは外国にある日本企業のトップですら現地の人になるくらいだと理想なんでしょうけどね。今のところ現実的ではありません、正直言うと。特に日本企業では。ここらへんについてはまた別の機会に独白します。

 

僕らは自分が外国人である身分をわきまえなければなりません。そんなことを痛烈に感じたのでした。改めて気付かせてくれて多謝。

 

 

関連記事

コメント5件

  • 岡松和摩 より:

    お久しぶりです。

    覚えていらっしゃったら光栄です。
    去年末に、ジャカルタで働きにいきます!
    とメッセージを送った岡松です。

    急な変更がありご報告をさせていただきました。

    実は、現在は日本の会社で働いています。がしかし、5月から
    マレーシア勤務となることになりました。

    どちらにしろ、いつかお会いしたいので
    よろしくお願いします。

    もし、よろしければfacebookなどで友人になっていただけると
    うれしいです。

  • 元駐在員 より:

    なぜ現地採用にそこまでコンプレックスを持つのでしょうか?
    そしてなぜローカル社員を馬鹿にするのか?
    会社組織とはどんなものかもっと勉強したほうがいいですね。

  • 元駐在員 より:

    さあ君はこのコメントを承認できるかかな?

  • Ryo Kanno より:

    コメントありがとうございます。
    そういう印象を与えていることもあると勉強になりました。
    私としてはそういう考えのつもりはありませんでしたが。
    もちろんまだまだ私は未熟なので、勉強させていただいているところです。

  • Ryo Kanno より:

    お久しぶりです。メール覚えていますよ。マレーシアで働かれるんですね。がんばってください。

    FBは完全プライベート用なので、面識がない方とつながるのはお断りしています。
    またジャカルタに来られる際はご連絡くださいね。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。