【コラム】外国人として働くということはどういうことか?

@kanchan_r です。

 

僕がジャカルタへ来て入社前オフィスに行ったとき、うちのボスが言っていたとても印象的な言葉がありました。

 

「我々は外国人としてここで商売させてもらっているということを自覚すべきであり、インドネシア人をリスペクトすべきだ。なぜなら我々は本来彼らがやるべきである仕事を取ってしまっているのだから。」

 

とても重い言葉であり、未だに心に刺さっています。これってどういう意味なんでしょうか?

それは、現地を理解して協業するということです。

 

例えば今は断食(ラマダン)です。ムスリムの方々は朝の4時くらいに起きて朝ご飯を食べてそこから夜の18時半くらいまで飲まず食わずで生活しなければなりません。そんな中いつも通り仕事はできるもんなんでしょうか?

 

お察しの通り、そんなわけもありませんw

みんな疲れて、お腹減ったお腹減ったと言いながら働いています。この前外回りについていったローカルスタッフは自分で激しい渋滞の中眠そうな目をこすりながら上のように言いながら車を運転していました。(ちなみに日本人は大体運転手付きの社用車が貸し出されます。)

 

それはまあ仕事もあるし宗教もあるし仕方のないことなのですが、彼らがそうした中働いているということも少しは考えてあげなければなりません。他のスタッフもいつもより1時間早く出社して1時間早く帰るというような働き方をしています。これはラマダンのためです。

運転手にはお祈りの時間やご飯食べる時間には時間ずらしてあげるなどもしている人も他社にはいるようで。

お祈りの時間には別室でお祈りもしています。お昼の時間には僕らも気を使ってご飯戴くねと一言声をかけてからランチに出かけています。帰ってくるとぐでーんとなっているスタッフもいました。こうなってくると気を遣わざるを得なくなってくることもありますがw

 

全部が全部会わせていても難しいのかもしれません。しかしこうした彼らの宗教や習慣、精神性を理解した上で彼らと一緒に商売をするというのが海外法人を経営することであり、海外で働くということなんだろうなと不肖ながら思いました。

 

 

 

もうひとつ、驚いた出来事がありました。先ほどの外回り一緒に回ったときの話です。

彼は渋滞を抜けた後コンビニに寄ろうと言ってくれました。そして喉乾いただろうおなか減っただろうと、ポカリスエットとパンを買ってくれました。助手席で食べなよ!と。

断食しているムスリムの前ではご飯をがっつくのはあまり良いことではありません。お腹が減って食べられない人の前でご飯食べるということなので。自分だったら良い気分はしないでしょう。

なのに彼は僕が疲れているのを察して、どうぞどうぞ、と。彼は紛れも無く日本人であり断食とは本来関係ない僕を理解してくれていたのでした。

申し訳なさそうに食べてごちそうさまでした!と言うと彼は一言言いました。「Never Mind!」と。

僕は言いました。「すごいね、俺だったら我慢できないかも・・・」彼は言いました。「これがムスリムスピリットさ!」

惚れた。

 

僕はほんっとにまだまだ何もわかっていない若造ですが、それでも

外国人として現地の人と働くこと、その断片を早くも感じ取れた日でした。感謝。

 

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profile 著者:神農亮(Ryo Kanno)( @kanchan_r )
2014年5月までジャカルタで現地採用→6月よりフィリピン・セブ島の語学学校サウスピークで海外就職サポートの仕事をしています。ご相談お気軽に!
"If you live each day as if it was your last, someday you’ll most certainly be right."
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